溶剤として水を使用するドライラミネートを水性ドライラミネートと呼んでいます。一般的に接着剤を水に分散させるため、接着剤を乳化(エマルジョン)させて使用します。有機溶剤を使用しないため、環境に優しく安全性に優れたラミネート方式です。
 油性ドライラミネートで万一、有機溶剤が乾燥し切れなかった場合、有機溶剤臭のために、内容物の品質を損ねる危険があります。水性ドライラミネートの接着剤は有機溶剤を使用していないので、有機溶剤臭の危険はありません。また、水性接着剤はFDAがとれた接着剤を使用しているので、安心です。
 溶剤に溶解させたエーテル系又はエステル系の接着剤を印刷されたフィルム裏面にコートし、乾燥部で溶剤を蒸発除去してから相手の裏フィルムとを貼り合わせる方式で、多様なフィルムの組み合わせが可能な上、接着剤の選択によりレトルト用途まで可能であり、又、最近の小ロット短納期対応に適した方式といえます。
 押出しラミは印刷されたフィルムの裏面にポリエチレンやポリプロピレンを溶出貼り合わせして、ヒートシール性を与える場合と、サンドラミの如くポリエチレンを二枚のフィルムの間に押し出して一挙に三層フィルムを作る方法があります。又、最近は2~3種のレジンを表フィルム上に共押し出しする方式も実用化されています 。
 いずれの場合もポリエチレンイミン系とイソシアネート系のアンカーコートを用途に応じて使い分けフィルムと押し出しレジンの接着力をもたせています。大ロットに適した方式といえます。
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